CIA・CISAの資格を維持するには継続的な自己研鑽が必要

CIACISAなどの資格を維持するためには、研修会への参加などを継続して行う自己研鑽が必要です。ITの進展も目覚しく、監査対象の環境が変化していくため、監査人としても常に勉強しておかなければなりません。資格が取れたからと言って安心することなく、新しい知識を吸収する努力が求められているのです。

CIAについては、日本内部監査協会の中にCIAフォーラムと呼ばれる研究会があり、内部監査に関する様々な研究活動を行っています。参加資格はCIA保有者となっており、同協会の会員(法人・個人)となっており、各社の監査部門で実際に内部監査に携わっている方の参加がほとんどです。

内部監査の進め方や手法などに困ったときには、ヒントや答えを得ることができますので、「ちょっと敷居が高そう」などと心配せずに積極的に参加してみましょう。募集状況は常に変化しているので、同協会のホームページでチェックしてみてください。

また、日本内部監査協会には、SAM研と呼ばれる研究会があります。こちらには同協会の会員各社の内部監査部門から内部監査人が参加しています。このほかに、業種ごとの研究会も盛んに行われています。

情報システム監査については、情報システムコントロール協会(ISACA)や日本システム監査人協会(SAAJ)で開催される月例会や各種研究会へ参加するとよいでしょう。